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『モーアシビ 別冊 川上亜紀さん追悼特別編集』(白鳥信也:編集) [読書(小説・詩)]

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 はっきりと自分の死を意識して、それでも感情的になることもなく淡々と率直に書かれたメールでした。(中略)亜紀さんはこのメールのちょうど一月後に亡くなられました。楽しみにしていた『モーアシビ』三四号を手に取って読んでいただけたことだけが救いでした。
 今また、『モーアシビ別冊』で、亜紀さんがいくつかの詩誌に書かれていたものや川上さんの作品論、批評を集めることができました。忘れてほしくない詩人であり小説家の川上亜紀さんを知る手がかりとして、一助になるものと考えております。
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「あとがき」(白鳥信也)より


 川上亜紀作品集『チャイナ・カシミア』上梓にあわせて出された、文芸同人誌『モーアシビ』の別冊、川上亜紀さん追悼号です。出版は2019年1月です。

 七月堂から出た川上亜紀作品集『チャイナ・カシミア』の紹介はこちら。

  2019年02月06日の日記
  『チャイナ・カシミア』
  https://babahide.blog.so-net.ne.jp/2019-02-06

 ちなみに昨年出た『モーアシビ 第35号 川上亜紀さん追悼特集』の紹介はこちら。

  2018年07月11日の日記
  『モーアシビ 第35号』
  https://babahide.blog.so-net.ne.jp/2018-07-11


[モーアシビ 別冊 川上亜紀さん追悼特別編集 目次]
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川上亜紀未刊詩稿

 『詩集「夏の朝」より』
 『学校の中へ歌をおくる』
 『ランドスケープ』
 『黄色い印象』
 『ほんとの話は風雨に晒され… ―三月兎の反歌として』

川上亜紀未刊短編

 『冬の日の幻想』
 『アンダンテ またはQの失踪をめぐって』
 『水の中の街』

川上亜紀未刊エッセイ

 『「遠足」について』
 『「自分だけの部屋」を探して』
 『小説と「病気」』
 『堤防のひび割れ』
 『灰色猫的日乗』
 『蜜柑の缶詰の記憶』

川上亜紀作品をめぐって

 『やさしさ、あたたかさ、そしてほわほわ 
  〈今日の夕食 中庭ノ空とブリングルさんへ 川上亜紀〉』
  (森岡美喜)
 『空からの愛のシッポ 
  『酸素スル、春』』(水嶋きょうこ)
 『病気と小説 
  『グリーン・カルテ』』(阿部公彦)
 『頭の中で伸びるもの 
  『三月兎の耳をつけてほんとの話を書くわたし』』
  (北爪満喜)
 『散文って窮屈じゃないですか? 
  『三月兎の耳をつけてほんとの話を書くわたし』』
  (阿部公彦)
 『八重桜の枝とバス』
  (島野律子)
 『居場所と飛躍 
  『あなたとわたしと無数の人々』』
  (辻和人)
 『やわらかく踏み越えていく』
  (川口晴美)
 『『あなたとわたしと無数の人々』について』
  (峯澤典子)
 『ユーモアについて 
  『あなたとわたしと無数の人々』』(北爪満喜)
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 お問い合わせは、編集発行人である白鳥信也さんまで。

白鳥信也
black.bird@nifty.com



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