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『竹取』(小野寺修二、平田俊子) [ダンス]

 2018年10月8日は夫婦で三軒茶屋シアタートラムに行って、小野寺修二さんの新作を鑑賞しました。詩人の平田俊子さんが脚本を担当した、75分の現代能楽です。


[キャスト他]

振付・演出: 小野寺修二
脚本: 平田俊子
出演: 小林聡美、貫地谷しほり、小田直哉(大駱駝艦)、崎山莉奈、藤田桃子、古川玄一郎(打楽器奏者)、佐野登(能楽師 宝生流シテ方)


 俳優、ダンサー、打楽器奏者、能楽師、詩人。これだけ多様な分野で活躍している人材を集めて、見事にまとめ上げてみせた力量は凄いと思います。

 天井から床まで張られている多数の白いロープ。これを竹林に見立て、ドラムロールから舞台はスタートします。

 複数の出演者が精密機械のように完璧に同期して動く、思わず見とれてしまうシーン。弾力性のある白いロープで「あやとり」をしたり、フレームを宙に浮かせて往復させたり、わずか二畳のたたみで無限回廊をやったりと、小野寺さんらしい演出が次々と。

 そこに、平田俊子さんの詩の一節が朗読され、佐野登さんの鍛え抜かれた声が響き、古川玄一郎さんがリズムを刻む。これがばらばらにならず、調和しているところに驚かされます。ラスト近くに登場する、光の演出、そして影の演出は、平田俊子さんの詩の言葉と共鳴して、すごく泣けてきます。

 あと、個人的には、ひさしぶりに藤田桃子さんを見ることが出来たのが嬉しかった。



タグ:小野寺修二
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