『近況ご報告その他（「笙野頼子資料室」掲載）』（笙野頼子）

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そして、私の新しい情報や個人情報はこの笙野頼子資料室が確実です。モモチさんにはいつも心から感謝しております。感謝あるのみです。無償で応援してくださっています。評論家が読み落とした部分も読んでおられます。何の義務もないのに助けてくださいます。ですので他の「読者」の方、けしておかしな要求をしないで下さい。
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　シリーズ“笙野頼子を読む！”第118回。

　TPP11関連法の可決・成立（6月29日）、7月上旬発売予定「文藝」への新作『ウラミズモ奴隷選挙』掲載、その間を埋めるように、モモチさんの「笙野頼子資料室」（ http://adr.s201.xrea.com/shono/ ）サイトに近況報告が載りました。強い危機感にドライブされたエッセイです。

　以下のリンクから全文読めます。

　　『近況ご報告その他』（「笙野頼子資料室」掲載、2018年7月3日）
　　http://adr.s201.xrea.com/shono/text/tpp0703.html


　TPP抗議集会への参加報告からはじまり、今この国がどういう状況にあるのか、新作の予告、そして早稲田文学醜悪セクハラ事件（「純文学の人はみんなこの件で口をつぐんでいる」といったご批判が散見される）など。


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二十六日、今まで行けなかった参議院会館前のＴＰＰ抗議集会についに、佐倉から出掛けました（最近はリウマチが悪く遠出が大変です）。
この時はまだ可決されていませんでしたので元気そうです。
（中略）
私は病気のためあまり外に出ず、今までデモというと秘密保護法一回、ヘイトカウンター二回に行っただけなので、こういうところのマナー、ルールを知りません。きっとご迷惑だったと思います。しかし寛容に受け入れてくださいました。
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例えて言うならばあの恐ろしい高プロは人喰い鬼、しかし、ＴＰＰは地獄です。鬼のいない地獄はありえません。鬼を一匹成敗しても、地獄はそれ自体鬼の住処なのです。

このＴＰＰ、水道法改悪、種子法廃止、で日本は滅びます。ＲＣＥＰが並べば、アジアまでも。
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しかし諦めてはいけない。私はもう少しＴＰＰ自体の批判を続けていきます。諦めないことが大切です。取り敢えず発効までは被害はないはずです（しかし日本政府は今から被害が出るように次々とやってのけています）。
（中略）
野党あげての抵抗による、解散総選挙を望んで、私は新作を書いておりました。今後は植民地から独立する程のエネルギーがいるかもと思っています。
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この国難と後は老猫の腎不全、私はそれで手一杯です。で？他に何が？

早稲田文学渡部批判について？書いてみるかというお声は特にかかりません。

しかしそもそも私、第一作品集から名前は出さずとも渡部批判入りです。読者なら判ります。
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　そして猫の近況。『九月の白い薔薇　――ヘイトカウンター』や『モイラの「転生」』に書かれていた、新猫ピジョンが写真付きで紹介されます。「この子をずっと隠しておいたのです。」というその理由を知ってびっくり。これは凄いニュース。

　他に今後の予定も書かれていますので、ぜひリンク先で本文をお読み下さい。念のためもう一度リンクを張っておきます。


　　『近況ご報告その他』（「笙野頼子資料室」掲載、2018年7月3日）
　　http://adr.s201.xrea.com/shono/text/tpp0703.html

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