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『Solstice(ソルスティス) 夏至/冬至』(ブランカ・リー) [ダンス]

 2018年6月30日は夫婦で東京芸術劇場プレイハウスに行って、ブランカ・リー・ダンスカンパニーの公演を鑑賞しました。ダンサー14名と演奏者1名、総計15名の出演者による上演時間100分の舞台です。


[キャスト他]

振付・演出: ブランカ・リー
演奏・歌: バシール・サノゴ

出演: ヤクノイ・アブル・アルフォンソ、ピーター・アガルディ、レミー・ベナー、ジュリアン・ガイヤック、イリス・フロレンティーニ、ジョセフ・ジェブラエル、ヤン・エルヴェ、オーロル・アンダブル、アレクサンドラ・ジェズワン、ポリーヌ・ジュルネ、マルガリダ・リエラ・ロッヂ、ガエル・ルージュグレズ、管野由衣、ビクター・ヴィルノ


 天井から吊り下げられ舞台を覆うように広がる何枚もの巨大な白い布。はためき、自由自在に角度を変えつつ浮遊するその「スクリーン」に、非常にリアルな風景映像(溶岩、凍てつく荒野、海面など)がプロジェクションされ、さらにウインドマシンによる強風や大量の砂などの大道具が加わり、舞台上に大自然をつくり出します。

 演奏者の強烈なパーカッションに乗せて、野性味あふれる動きを繰り出すダンサーたち。ダンスの動きも面白いのですが、強風にはためく布、水音を作り出すために水槽に手を入れて水をジャバジャバ、砂まみれでごろごろ転がるなど、観客に「やってみたい」という原始的な衝動を引き起こす演出が印象に残ります。個人的には、舞台上に大量の砂をまいて作り上げた「ビーチ」で全員がはじけ回るクライマックスがお気に入りです。あと強風(嵐)のシーンも。ところどころピナ・バウシュの演出を思い出させるシーンが含まれているのも印象的でした。



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