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『ななめライン急行』(ホナガヨウコ企画) [ダンス]

 2017年12月2日は夫婦で吉祥寺シアターに行って、ホナガヨウコ企画の公演を鑑賞しました。2014年に初演された人気作の再演です。客演の新谷真弓さん、振付のホナガヨウコさんを含む5名が踊る90分の舞台です。


[キャスト他]

脚本・演出・振付: ホナガヨウコ
音楽: さよならポニーテール
出演: 新谷真弓(ナイロン100℃)、池田遼、上田創、杉山恵里香、ホナガヨウコ


 開演前から軽快でポップな「さよならポニーテール」の楽曲がメドレーでずっと流れており、気分はすっかりガーリー。そのまま主題曲『ななめライン急行』になだれ込んで、にぎやかに始まります。

 全体は四つの独立した短編から構成されています。ちょっと人生つまずいてナナメっちゃってる人が、気がつくと乗っているという「ななめライン急行」。あらぬ方向に人生迷走してる主人公がいつのまにか乗車、やがてその事情が明らかになり、何となく解決したり、どうでもよくなったりして、降車しては自分の人生に戻ってゆく。その繰り返しの連作短編集です。全四話。

 どのプロットもいかにもありがちな少女漫画のネームなんですが、何しろ、さよポニの楽曲に乗せて大抵いつも誰かが踊っているので、細かいことは気になりません。「ふりつけされたえんげき」と宣伝にもあるように、いつも踊ってたという印象です。

 各シーンの中心人物のセリフの多くはあらかじめ録音されており、そのセリフに合わせて中心人物が踊る。相手役も踊りながら対応する。背後にいる何名かがバックダンサーとして踊る。特にセリフのない脇役が手が空いたからという感じで踊る。90分、踊る。

 日常的な動きをうまく取り入れた割とひょうきんめの振付は全体的に明るくポップ。上演時間90分はけっこう長いのではないかと危惧していましたが、ふわふわ楽しんでいるうちに、軽やかに終わってしまいました。


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