『のら猫拳』(アクセント) [読書(随筆)]
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どっしりとした構え。隙などどこにもない。
彼らは厳しいのら猫界を生き抜くため、人知れず修行に明け暮れている。
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鮮やかな大跳躍から繰り出される鋭い蹴り。猫の空中殺法を見事にとらえたカッコよくてやたら可笑しい猫写真集。単行本(エムディエヌコーポレーション)出版は2017年1月です。
おそらく猫じゃらしか何かを振って飛び掛かってきたところを撮影してる、ということは分かるんですよ。でも、この気迫に満ちた表情、空中で電光石火のごとく放たれる猫パンチや猫キック、珍妙ポーズで宙を舞う猫たちを見ていると、「格闘技で戦っている猫」という設定に素晴らしい説得力があります。
写真に添えられているキャプションもノリノリ。
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のら猫界最強の流派、黒猫拳。その圧倒的躍動感。
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港を守る正義の爪、キジシロ拳!
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ジョジョ立ちからのスタンド攻撃!
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悪の悪猫(わるねこ)四天王
「ここを通りたければ我らを倒して見せよ」
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子猫がおぼつかない二本足で立っている写真でさえ
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ほのぼの感で敵の戦意を奪うのがハチワレ拳の極意!
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とか煽ってくるのがすごい。猫は何をしていても格闘技。
後半には陽気に踊っているダンス猫たちの写真も収録されており、パラパラめくっているだけで楽しくなってきます。
着地を考えず無我夢中でジャンプした猫たちの、空中での躍動感に満ちた肢体には胸踊るものがありますし、重力から解き放たれた猫の筋肉や関節の動きは生々しい驚きがあります。
どんな写真なのかチェックしてみたい方は、ツィッターでアクセントさんのアカウント(@sakata_77)を確認してみて下さい。気に入ったらあれこれ迷わず購入しちゃうことをお勧めします。
タグ:その他(随筆)
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