SSブログ

『銀色テンポラルの中で鳴く/MAKE IT futten』(東京ELECTROCK STAIRS Vol.9、振付・音楽:KENTARO!!) [ダンス]

 「KENTARO!!が、くぼみの中から、仲間にして欲しそうにこちらを見ている」

 2014年5月24日は、夫婦で東京芸術劇場シアターイーストに行って、KENTARO!!率いる東京ELECTROCK STAIRSの新作公演を鑑賞しました。

 5名の女性ダンサーが踊る『銀色テンポラルの中で鳴く』と、KENTARO!!がソロで踊る『MAKE IT futten』の二本立て公演です。上演時間はそれぞれ60分と50分。間に10分間の休憩が入ります。

 どちらもヒップホップをベースにしているものの、何というか、予想外の動きが次々と繰り出されてくる独創的なダンス作品です。KENTARO!!が振付と音楽の両方を担当していることもあって、音楽と動きの一体感がすごく心地よい。

 KENTARO!!のソロは割と静かな雰囲気で悪くないのですが、個人的には、東京ELECTROCK STAIRSの女性ダンサー5名によるパワフルなダンスに圧倒されました。ヒップホップ中心に色々と繰り出してひたすら踊ります。とにかく体力すげえ。

 小芝居やら歌やら色々とやらされたり(激しいダンスの直後ときには途中に歌わせる鬼振付もあってお気の毒)、順番にソロで踊ったり、全員でどわーっと踊るシーンもありますが、印象的なのはやはり2名+3名に分かれての強烈なダンス。

 同じ振付を二人あるいは三人で踊っても、それぞれのダンスから個性の違いが強く感じられるところが面白く、みんなそれぞれに「自分のダンス」を勢いに乗ってぐいぐい押し出してきます。盛り上がる。

 あくまで個人的な印象ですが、高橋萌登さんの動きには格別にシビれるものを感じました。パワー、スピード、テクニック。激しい動きの前後最中でも常に軸がしっかり決まっている感じというか、高速回転ですっと立っているコマのような、その安定感と躍動感、あとヤバイ感、これがもう脳天直撃で、観ているだけで気力体力消耗しそうなイキオイ。素敵だと思います。

[キャスト]

『銀色テンポラルの中で鳴く』

振付・音楽: KENTARO!!
出演: 横山彰乃、高橋萌登、服部未来、泊麻衣子、田代理絵

『MAKE IT futten』
振付・音楽・出演: KENTARO!!


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:演劇

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:[必須]
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

トラックバック 0