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『日本昔ばなしのダンス 近藤良平『モモタロウ』×伊藤千枝『わらしべ長者』』(珍しいキノコ舞踊団、コンドルズ) [ダンス]

 2013年02月11日(月)は、夫婦で彩の国さいたま芸術劇場に行って、シリーズ「日本昔ばなしのダンス」の新作を鑑賞しました。「珍しいキノコ舞踊団」と「コンドルズ」という、人気カンパニーが子供たちのために踊る公演です。

 「親子のためのダンス公演」ということで、客席には親子づれの姿が多いのですが、コンドルズあるいはキノコの新作公演を観に来ました、という客層もちらほら。

 開演前に、近藤良平さんと伊藤千枝さんが並んで客席の間を練り歩くパフォーマンス。2006年10月の第一回のときは近藤さんのトークに客席がしーんと静まり返り、伊藤千枝さんは終始無言無表情だった、という記憶があるのですが、今回は拍手喝采です。

 最初の演目は、伊藤千枝さん振付作品『わらしべ長者』。珍しいキノコ舞踊団の山田郷美さんと篠崎芽美さん、それに伊藤千枝さん自身が踊ります。上演時間30分ほど。

 最初から最後まで舞台に出ていた主演の山田郷美さんはとてもキュートでいいのですが、何といっても伊藤千枝さんによる「バナナの踊り喰い」のシーンが印象的で、後から思い出すのはそこばかり。ちなみに、前作『動物の○(どうぶつのえん)』では「天丼の踊り喰い」のシーンがあって、話題になりました。次回作にも変な方向で期待したいと思います。

 一方、近藤良平さん振付作品『モモタロウ』は、コンドルズの鎌倉道彦さん、藤田善宏さん、山本光二郎さん、それに近藤良平さん自身が踊る上演時間40分ほどの舞台なのですが、これがもう全く桃太郎じゃないのが潔い。

 コンドルズの三名が、鬼たちの平和で楽しい暮らしを延々と踊ります。鬼ネタのコンドルズ流ベタギャグも連発。子供たちには分からないギャグもどんどん出すのですが、親が大笑いすれば子供たちは問題ありません。コンドルズの公演そのものです。客席爆笑。

 途中で近藤良平さんのソロダンスが入りますが、このめっぽう早いテンポで全身を動かす高速ダンスはすごく気持ちよかった。

 最後は「珍しいキノコ舞踊団」と「コンドルズ」の共演というレアなものも観ることが出来たし、楽しい公演でした。子供たちもウケていて良かった良かった。

[キャスト]

『わらしべ長者』
振付: 伊藤千枝
出演: 山田郷美、篠崎芽美、伊藤千枝

『モモタロウ』
振付: 近藤良平
出演: 鎌倉道彦、藤田善宏、山本光二郎、近藤良平


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