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『栄光へのステップ 第31回日本インターナショナルダンス選手権』 [映像(コンテンポラリーダンス)]

 先週末のトピックと言えば、何といってもコンテンポラリーダンスの話題作三本(バットシェバ舞踊団『MAX マックス』、勅使川原三郎『オブセッション』、インバル・ピント・カンパニー『オイスター』)が一挙放映されたことでしたが、衛星放送なので残念ながら我が家では観ることが出来ず。実に悲しいことです。地上波での再放送を強く希望します。

 一方、今年の6月12日と13日に武道館大ホールで開催された競技ダンス選手権大会の様子は7月10日(土)に地上波で放映してくれたので、観ることが出来ました。NHK教育の90分番組です。

 大会全体のうち、プロフェッショナル部門の、ラテンアメリカ種目(チャチャチャ、サンバ、ルンバ、パソ・ドブレ、ジャイブ)、およびスタンダード種目(ワルツ、タンゴ、スローフォックストロット、クイックステップ、ウィンナワルツ)の競技の様子をじっくり観ることが出来て感動的でした。

 スローモーション再生でステップの細部をよく見せたり、異なるペアのダンスを比較してくれたり、編集に色々と工夫の跡がうかがえるのも嬉しかった。

 実は社交ダンスや競技ダンスのことをほとんど何も知らないので、競技としての評価はさっぱりなんですが、とにかく個人的にダンス映像として満足です。特にラテンアメリカ種目。想像をこえるスピードと動きのキレ、流れるようなステップ、ど派手なパフォーマンス、何てカッコいいダンスなんだろう。

 以前、ブラジルのコンテンポラリーダンスカンパニー「グルーポ・コルポ(Grupo Corpo)」の映像を観て大興奮したことがあるのですが、今回ラテンアメリカダンスを観て、やっぱりこれが土台になっているんだ、と、まあ当たり前のことに改めて気づきました。というか、ラテンアメリカダンスを全然知らずにブラジルのコンテンポラリーダンスを観る、というのがそもそも無謀なのかしら。うーん。

 今さらながら、コンテンポラリーダンスを鑑賞するためには、やっぱり既存の様々なダンスを観ておかないといけない、というか、何でもそうだけど、教養というのはやっぱり大切なんだ、と思い知らされました。

 余談ですが、昨日(7月11日)は詩集即売会である「第14回 TOKYO ポエケット in 江戸博」が開催され、私の配偶者も詩人なので参加。私は留守番だったのですが、彼女は会場で舞踏評論家の乗越たかお氏に会って(ポエケットの主催者は乗越さんの奥さんだそうで、たかお氏は毎回付き添いで来ているらしい)、夫(つまり私)の名前でサインをもらってきてくれましたよ。

 配偶者の話では、氏は「馬場秀和」という名前に覚えがあったそうで、いつもmixiで(乗越さんの著書の)レビューを書いてくれる人ですね、などと言いながら「馬場秀和様 いつもありがとうございます 乗越たかお」とサインしてくれましたよ。

 ありがとうございますはこちらのセリフでして、氏の著作(特に『コンテンポラリーダンス徹底ガイド』)との出会いがなければ、コンテンポラリーダンスの舞台を観ることもなかっただろうし、もしそうだったら確実に今よりもつまらない人生を送っていたところでしたよ。乗越たかお氏がこの日記を読むことがあるとは思えませんが、とりあえず言っときます。ありがとうございます。


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