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『スーパーバレエレッスン ロイヤル・バレエの精華 吉田都(11)』 [映像(バレエ)]

 英国ロイヤルバレエ団の元プリンシパル、吉田都さんが講師をつとめる新しい『NHK教育 スーパーバレエレッスン』、その第11回のテーマは「“ロメオとジュリエット”第1幕よりバルコニーのパ・ド・ドゥ<1>」でした。

 いよいよ最終演目に到達です。これから最終回まで分割して放映される有名なロメジュリ「バルコニーのパ・ド・ドゥ」。生徒は前回に引き続き伊藤友季子さん、ロメオ役を今勇也さんが担当します。

 バルコニーで舞踏会の思い出にひたるジュリエット。そこに不意にロメオが現れ、気づいた彼女は急いで階段を走り降りてくる・・・。

 その後に控えている超絶的なリフトやら何やらを思えば簡単なシーンのはずなんですが、すでに「バレエっぽく決めないで自然に歩いて」、「そこでロメオの方を絶対見ちゃ駄目」、「遅いよ」、「早い早い」、「ちゃんと互いの目を見て」、「それだと舞台から落ちるよ」という具合に次々に指導が入ります。厳しい。

 タイミング、ポジション、表情などの演技が完璧に決まってこその「バルコニーの場」だというのは分かっていたつもりなんですが、ここまで難しいとは。あの感動は、やはりこういった細部の積み重ねから生まれているのだなあという、当たり前のことに今さらながら感嘆です。

 「とにかくリハーサルが大変で、痣だらけになる難しいパ・ド・ドゥなんですが、他の演目と違って、ジュリエットには心から入り込んで、彼女の人生を踊る喜びを感じるんです」と吉田都さんは言います。

 そして今回は、ついに模範演技がありました!

 相手役はロバート・テューズリー。レッスンでやったシーンを吉田都さんが踊ってくれます。これは凄い。感激です。途中で切られてしまうのが残念ですが、おそらく最終回まで分割して全体を見せてくれるのでしょう。後で編集してパ・ド・ドゥ全体をまとめて保存しようと思います。

 以前(2008年08月03日)、NHK「アース・ウォッチャー」という番組で、吉田都さんがこのパ・ド・ドゥを踊ってくれたのですが、そのときは画面の作りやカメラワークなどに不満が残ったため、今回の映像には大いに期待です。


[番組情報]

放映時間: 2009年11月6日(金) 12:00~12:25
放映チャネル: NHKデジタル教育
出演(レッスン):
 吉田都(講師)、伊藤友季子(生徒:ジュリエット)、今勇也(生徒:ロメオ)、江藤勝己(ピアノ)、ロバート・テューズリー(インタビュー)
出演(模範演技):
 吉田都(ジュリエット)、ロバート・テューズリー(ロメオ)、キャサリン・シップウェー(ピアノ)


タグ:吉田都
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