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『文芸誤報』(斎藤美奈子) [読書(随筆)]

 文芸評論家でもある斎藤美奈子さんが、2005年から2008年にかけて、『週刊朝日』で連載した書評コラム、および『朝日新聞』に掲載した書評を集めた一冊。

 半年ほど前に出版された『本の本 書評集1994-2007』の続編と言ってよいでしょう。本書で取り上げられている本は、ここ3年間に出版された比較的新しい200冊、文芸書を中心とした主流小説です。

 自分は200冊のうちどのくらいを読んでいたか確認してみて、あまりの情けなさに脱力してしまいました。たった5冊(漫画『今日の猫村さん2』を含めて)。己の無教養ぶりに涙より先に反吐が出そう。

 いったい、最近どんな小説が出ているのか確認してみようと思って最初から最後までじっくり読んだのですが、これがまた何だか面白そうな本ばかり紹介されていて。何で読み逃していたのか。

 いずれ読もうと思った本にチェックを入れながら読み進めたのですが、読了後に数えたらチェックが付いたのは20冊くらい。全体の1割にしかなりませんでした。でも、とりあえずここからスタートしようと思います。

タグ:斎藤美奈子
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