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『One Flat Thing, reproduced』(ウィリアム・フォーサイス、安藤洋子) [映像(コンテンポラリーダンス)]

 これは凄い。

 地響きを立ててテーブルを引きずり走ってくるダンサー達。等間隔に並べられた20脚のテーブルを舞台に、17名のダンサー達が、その驚くべき身体能力を全開にして、超高速ダンスをノンストップでぶちまけます。

 テーブルの上、下、間を、めまぐるしく、跳び、転がり、撥ね、捻り、捩じり、旋回する身体と、瞬時に生まれては消える動きの関係性。これまで見たことがないと感じさせる新鮮な動きが次々と連射され、最初から最後まで目を離せない、津波にのまれたような映像体験でした。

 カメラワークがまた素晴らしく、俯瞰映像、移動撮影、クローズアップなど、自由自在に視点とズームを変化させることで、単なる記録映像ではなく、まるでアクション映画かカンフー映画のクライマックスシーンのような迫力。度肝を抜かれます。

 コンテンポラリーダンスというと、“よく分からない”とか“退屈”とか思っている人には、この映像を観てほしいと思います。芸術性だのテクニックだの言う前に、とにかく面白さという点でピカイチなので。

 余談ですが、安藤洋子さんがものすごくカッコ良くてしびれました。

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