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『若者と死』(熊川哲也、ダーシー・バッセル) [映像(バレエ)]

 舞台公演を撮影したものではなく、特別に収録した版です。照明がちょっと暗めです。あとカメラワークが映画みたいで、視点は頻繁に切り替わり、スローモーションなども使われます。

 バレエ映像としてはどうかという気もしますが、映像作品としては良い編集かと。思ったほどうるさくないんです。

 熊哲はまあ舞台通り。ダーシー・バッセルの死神はキュートすぎて、迫力不足という感じがします。中村祥子だと「もう逃れられないわよ」という感じで迫ってくるんですが、ダーシーだと「さあ、いっちょ死んじゃおっか」という感じ。何やっても明るい彼女、そこが魅力。

 まあそれはともかくとして、本編18分で定価7800円(+消費税)というお値段はあんまりと言えばあんまりです。英国ではいくらで売るつもりなんでしょう。

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