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『サマー・トリプル・ビル』(Kバレエカンパニー、熊川哲也、中村祥子) [舞台(バレエ)]

 世間様は、夏コミ、じゃなくて第11回世界バレエフェスティバルの話題で持ちきりだというのに、私たち夫婦は愚かにもそっちをパスして、中村祥子さんの踊りを観るためだけに文京シビックホールまで出かけました。

 文京シビックホールは、椅子が座りやすくて、しかも1階席の段差が良い具合になっていて、舞台が観やすいので、お気に入りのホールなんです。

 さてそのKバレエカンパニー、夏のトリプルビル。演目は次の通りです。

『ラプソディ』(アシュトン振付)
『セレナーデ』(バランシン振付)
『若者と死』 (プティ振付)

 いずれも30分程度の作品で、振付家も英国、ロシア/米国、仏国とバラエティに富んでいる、良いプログラムだと思います。

 私たちはもちろん中村祥子さんと熊哲が踊る『若者と死』が目当てだったわけですが、まず他の2本が予想外に良い出来ばえで、とってもお得感がありました。

 特に『ラプソディ』での、荒井祐子さんのキビキビした小気味よい動きには感動しましたし、『セレナーデ』の群舞の美しさも特筆モノでしたよ。Kバレエも、そろそろ熊哲が出なくても客を呼べるカンパニーになりつつあるような気がします。

 荒井祐子さん、これから要チェックだなあ。

 で、問題の『若者と死』ですが、やっぱり中村祥子さんは目茶苦茶カッコいい。主観時間にして10分くらいで終わってしまったように感じました。もっと観たかった。熊哲死んだ後、彼女のソロとか入れればいいのに、と本気で思いましたよ。

 以前にパリ・オペラ座のジロ姐御が踊るのをDVDで拝見して感激しましたが、やっぱこの作品の“死”の役は、「根っから体育会系のお姉さん」が踊ると、冴え渡りますね。

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