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『ヒューマン -人間-』(ロバート・J・ソウヤー) [読書(SF)]

 『ネアンデルタール・パララックス』シリーズ第二巻。

 ネアンデルタール人が文明を築いている並行世界から、こちらの世界へと通路が開き、ついに2つの文明が本格的にコンタクトします。この接触がいかなる事態を引き起こすのか・・・とワクワクしながら読み進めると、そこにあるのは延々と続くラブロマンス。しかも陳腐というか何というか。(彼とあなたは住んでいる世界が違うのよ、とか)

 早く本題に戻れよ、と思いながら読み続けましたが、何と500ページかけて二人がめでたく結ばれたところで終わり。途中、思わせぶりに張られた伏線とか、何も回収されません。というか3巻を買えと言うのだな、そういうことだな。

 馬鹿SFのファンとしては、ポールシフト(地球磁極反転)によって全人類の××が××××する、というアイデアが異様に気に入りました。早く3巻が出ますように。

タグ:ソウヤー
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